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プレデター(映画) 凶暴な異星人が地球で人類をターゲットに狩りを行う作品。 主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。 日本での公開は「ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち」「とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!」と合わせた3作同時上映だった。
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キャラ解説 レオン FBが非常に高性能。仲間が捕まった時は近くにいれば迷わず近付いて救出すると良いウィングシューターのQS5段目は確実にウスタを怯ませることが出来るショットガンは非常に強力なので動きが止まった所を連射で確実に当てていくカーラと並んでプレデター2強、慣れないうちはオススメキャラ レオンEX FBとウィングはデフォレオンと同様、ウィングは2丁拳銃に切り替えておこうライフルは15発あるが威力は弱め、確実に当てたいが時間を掛けすぎて弾が余って終了という事もある ヘレナ FBは発生が早く優秀、率先して救出を狙っていこうヘレナのアサルトは反動が大きく中・遠距離では連射は控え3発程度で抑えるといいハイドラは接近時には非常に強力だが距離減衰が大きく、また装弾数も少ないただしQSはウスタの攻撃が当たりにくく有効、しかし動き回るウスタに全弾当てるのは至難の業素直に動きが止まった所に密着して3連射を狙うほうが良い時も ヘレナEX 全キャラ中おそらく所持武器が一番不遇されてるキャラスタンバトンも隙が大きく使いにくいハイドラを使い切ったら無理をしないでオコから弾を補充するといいちなみスタンバトンでもウスタのショットガンを破壊出来る、通常で蹴り1発、溜めで蹴り4発分 クリス FBは出が遅く正面から当てない限り使えない、FB狙う位ならナイフで腕を切ったほうが早いアサルトは非常に扱いやすく優秀だがこれしかない為火力不足ナイフはQSの2段斬りが意外に高火力、但し無闇に突っ込めばやれれるだけであるナイフ持ちは突きを確実に出せるようになると怯んだウスタ相手には有効 クリスEX クリスのアサルトをショットガンに変えたキャラ但しショットガンは高性能な上にオコが5発落とす為、なかなか優秀ハイドラを除くショットガン系は威力減衰が低く遠距離でもそこそこの威力が出る ピアーズ FBは発生が遅め、基本ピアーズは遠距離キャラなので救出を狙うときはアンチマで手を狙おうライフル系はプリエンティブストライクを付けて背中を狙うといい、意外と背中の範囲は広い ピアーズEX 基本的にはピアーズと変わらない、補助武器がマシピスかハンドガンの違いだけハンドガン持ちのピアーズはなかなかカッコいい ジェイク FBは優秀、また救出は素手格闘でも出来る。ガチ部屋ではなかなか活躍の機会が無いが使ってて非常に楽しいキャラ溜めて攻撃しようとすると声を出して相手に教えてしまうので基本は近付いてQSからの攻撃がメイン連続で格闘しようとすると裏拳が飛んでくるので一撃離脱がメインになる格闘での横回避はショットガン相手でも意外に避けられるあえて煽る様に喋りながら避けるてウスタの気をこっちに向けさせて仲間に攻撃させるのも手 ジェイクEX 基本的にはジェイクと変わらない、武器がマシピスからライフルに変更になった シェリー FBは発生も早く優秀アサルトは反動も少なく何より切り替えてグレランも撃てるスタンバトンは隙が多いので擦れ違いざまか完全に動きが止まってる所を狙う事 シェリーEX クロスボウはQSの隙が多い為普通に撃った方が安心パイルボムは腕に当たっても爆破のダメージは通常通りに与えられる エイダ FBは発生が早いが範囲が狭い為ウスタナクの横からは狙わないように救出を狙う時はマシピスが集弾率、速度共に非常に優秀で積極的に狙っていこう救出後そのままウスタナクにマシピスを浴びせれば動き出す前に1回怯みが入るので得点源にもなる所持弾数が多いが全弾撃ちこめれば恐らく全キャラ中最高火力 エイダEX 基本的にシェリーEXと同性能、スタンバトンの変わりにハンドガンなのでこちらの方が少し上かクロスボウ持ちは連射が出来ない為どれだけ早く撃ち込んでいけるかが重要 カーラ FBはエイダと同性能ライフル、ショットガンと武器が優遇されてるレオンと並びプレデター2強、挑発がカッコイイので体力が少ないウスタに手榴弾を投げて挑発でトドメを刺すのが好きです エージェント FBが非常に残念な性能、FB撃つくらいならナイフで腕を切って救出しようマグナムは反動が少なめで連射が効く、但し威力はそこまで高くないナイフはクリスと違って2段斬りが無い為デメリットが大きい スキル解説 フリーシューター 照準が無くなる代わりに攻撃力が1.5倍になるスキルプレデターは弾が少ないため非常に有効なスキル、但しウスタは大きいが動きは速いので練習が必要ちなみにQSや手榴弾系にも適応する プリエンティブストライク 背後からのダメージが1.25倍になるスキル、ライフル持ちのキャラには有効またデメリットが存在しないためフリーシューターが苦手な人は付けてみると良い背中の定義がかなり広く横でも結構適応される マーシャルアーツマスター 近接武器、体術のダメージが1.25倍、射撃が0.5倍になるスキル基本ジェイク専用のスキルといえる、追加武器のダメージも下がるので拾わないでおこう クイックショットダメージUP クイックショットのダメージが1.5倍になるスキルクイックは隙が多いのでハイドラ等の隙が少ない装備で使っていこうフリーシューターのクイックでも1.5倍になるので自分の戦い方で変えてみると良い ステージ解説 ターチィ メインストリート エージェント側の初期位置付近で戦うことが多いステージ、マグナムも初期位置付近に出現が多いウスタ側は攻撃時は遮蔽物に隠れるような立ち回りをすると良い全体的にバランスが良いステージ追加武器はエレファントキラー、グレネードランチャー イドニア 高架橋 2層構造で1層は狭く開始時エージェント側は1層からの脱出が最優先逆にウスタ側は1層に居る内に数名倒すと大変楽、またバラバラに逃げる為最初はタックルよりも掴みが有効な場合もある6人部屋でも掴みだけで殲滅可能なステージ縦に広く2層構造という事でスナイパーが強い、また床は銃弾が通るので真下、若しくは真上からの攻撃が通る追加武器はエレファントキラー、ロケットランチャー 東欧 採掘場 メンバーによっては中央で戦ったり、開始位置の細道からスナイプしたりと分かれるステージ。後者だとウスタ側は辛い階段付近にグレランが出る事が多いのでスナで狙撃しながら待つと良い、但し中央で囮になってる仲間を巻き込まない様に気を付けるウスタ側は1分30秒近くになったら階段付近に移動してグレラン破壊に備える、ショットガンは中央近辺に出るので確実に取れる前半はエージェント、後半はウスタ有利のステージ追加武器はグレネードランチャー、ロケットランチャー 地下鉄 車両基地 段差の御陰でエージェント側が有利なステージ、初期位置には木箱も多く投擲武器も多く手に入るウスタ側は無理しないで逃げておくのも手か、段差は蹴りが当たるので掴みを警戒してるエージェントに当たる追加武器のグレランは出来るだけ壊す事、捕獲したエージェントをウスタ初期位置辺りに投げておくと楽体力が多い状態でショットガンが手に入るとステージの狭さも相まって形勢逆転もあるジェイクで格闘すると段差の上に居るウスタに対して高威力のサマーソルトが出る追加武器はグレネードランチャー、ロケットランチャー 空母 段差が多くウスタ側が辛いステージ、エージェント側の初期位置で戦うことが多いショットガンの出現位置がコンテナ上なので状況によっては時間を見て取りに行くといい逆にエージェント側はショットガンを取りに行ったところを集中砲火で一気に削ろうコンテナ上での砂芋や段差無敵が多いのでストレスが溜まる事が多いスナイパーの死角に隠れて掴み端っこにエージェントを投げて溜め込んで行くと楽しい追加武器はエレファントキラー、ロケットランチャー カタコンベ 最下層 ウスタも即死のトラップがあるステージ、段差がある辺りで戦うことが多いエージェント側は段差上と下で別れて攻撃していくと削りやすいウスタ側は狭いので上手くいけばタックルだけで壊滅可能、また捕まえたエージェントを回転刃に投げ込むのも可ショットガンがあると無双出来るが出現ポイントは即死トラップに近いため気を付けること空母もそうだがエージェントの開始位置を覚えてると開始直後に確殺しやすいエージェント時はその位置で開始したらすぐに移動するように追加武器はエレファントキラー、グレネードランチャー イドニア 内戦後 エージェント側の開始位置付近に木箱が多く迎え撃つ形になるステージ、見通しが良く広いためエージェント側は戦いやすい設置されてる機銃も使えるので中々楽しいウスタ側も遮蔽物が無いため撹乱からの裏拳が主力となるちなみに機銃の並びにある建物はショットガンを撃ち込むと壊れる追加武器はエレファントキラー、ロケットランチャー マグマ制御室 動力炉 細く直線的な通路の為にウスタ有利なステージ、エージェントは初期位置で留まると壊滅するウスタ初期位置やその前の少し大きい通路で2名が戦い、それ以外が狙撃するといいかもしれないとにかくこのステージは固まらないことが重要ウスタ側は開始位置から右側がエージェントなので間違わないようにカタコンベ同様にエージェントの初期位置を覚えて最初の1人は10秒以内に仕留めたい追加武器はグレネードランチャー、ロケットランチャー クアッドタワー 屋上 ここもバランスが取れたステージ、開始時に二手に別れてウスタが来たほうが迎撃来なかった側が屋上から狙撃という戦い方が良いグレランは屋上で確定なので確実に取っておく、ここは唯一オコが出現しないステージなので武器は必ず拾おうドラム缶が無い方の階段は横がすり抜けられる、クロスボウ持ちはここで隠れてスナイプしてもいい逆にウスタ側は時間が近付いたらグレランを破壊に行くといいまた破壊に行くと見せかけて追ってきたエージェントを階段でタックルをかますのも面白い追加武器はグレネードランチャー、ロケットランチャー 海底基地 研究所 ここも通路が狭く細いため判断を失敗すると殲滅する恐れがあるステージ開始時ウスタ正面に位置する2名が狙われる事が多い、遮蔽物に身を隠すか下層まで逃げるかの2択逆側のエージェントはスナイパーなら初期位置から狙撃、それ以外ならウスタが戦ってる上層降りられる通路で戦うと良いかもここは移動距離が長いため一度倒されると救出が後手に周り追い詰められていく、いつ助けに行くかの判断が重要ウスタ側は早めに正面の2名を倒して威嚇で全員の位置を確認してから動くと殲滅が楽になる追加武器はエレファントキラー、グレネードランチャー
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シュワルツェネッガー プレデター 【しゅわるつぇねっがー ぷれでたー】 ジャンル 横スクロールアクション 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 2MbitROMカートリッジ 発売元 パック・イン・ビデオ 発売日 1988年3月10日 定価 5,500円(税別) 判定 クソゲー ポイント 原作再現度ほぼゼロ一体みんな誰と戦っているんだ劣悪な操作性ザコ過ぎるプレデター 概要 評価点 問題点 総評 余談 概要 1987年にアメリカで公開されたSFアクション映画「プレデター」をゲーム化したもの。ストーリーとしては、映画同様、仲間を次々と殺されたシェーファー大佐が、単身プレデターに立ち向かうというものである。タイトルは文献によっては「シュワルツェネッガーのプレデター」と表記しているものもある。 十字ボタン+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。全26面。 ステージ最後にある出口を目指すのが目的の任意横スクロールの「ノーマルモード」と、ステージ最後に現れるプレデターを倒すのが目的の強制横スクロールの「ビッグモード」がある。ノーマルモードの最後には出口が複数ある場合もあり、出口によってステージが分岐する。 評価点 タイトルロゴ、オープニングデモやステージ間のデモ、ステージ開始時に出てくるシュワちゃん(シェーファー大佐)が銃を構えるシーンでは、映画からの取り込み映像が使われている。ファミコンとは言えなかなかの迫力である。 問題点 上記の実写取り込み映像はなかなかの迫力なのだが、どう考えてもそこで力を使い果たしたとしか思えない。 ステージが始まると、「ビッグモード」が始まるのだが、プレイヤーであるシェーファー大佐のドット絵は全く似ていない。強制スクロールで、何故か前方から次々と飛来してくる青い球、赤い球、サソリのようなものを撃ち落とすことになる。背景は何故か青一色。どこで、何と戦っているのか全く分からない。 ザコ敵を倒すと銃がパワーアップするアイテムが出る場合もあるが、画面右に流れていくので、かなり左側で倒すようにしないとまず取れない。プレデターと戦っていると、たまに画面上から赤い滴のようなものが降ってくる。取ると何故か体力が1メモリ回復する。 一定時間でボスのプレデターが現れる。だが、非常にザコい。 プレデターは周りにバリアを展開しており、一定間隔でどう見ても骸骨にしか思えない弾を放ってくる。 弾は破壊可能なので非常に弱い。 挙句の果てにバリアも破壊可能なので弱い。 プレデターのHPは脅威の5。 つまりバリアの分も合わせて6~8回弾を撃てば終了。もはやボスでもなんでもない。 ノーマルモードはビッグモード以上に地味かつ意味不明である。『魂斗羅』風の横スクロールアクション画面になるのだが、キャラがかなり小さくなる。おまけに何故かピンクの服を着ている。プレイヤーの初期攻撃手段は何故かパンチであり、リーチも短くしゃがんで打てないので非常に使い勝手が悪い。ビッグモードで使っていた銃はどこに置いてきた?しかも攻撃手段の表示欄には「PUNCHI」と誤植されている有様(正しくは「PUNCH」。海外版では修正されている)。 出現する敵キャラも、左右に動く兵士(ゲリラ)、サソリ(フェイスハガー)はまぁいいとしても、赤いタツノオトシゴみたいなのとか、顔のようなものがついた左右に動く隕石など、おかしなものが出現する。 ステージ最後にはプレデターが出現する所もあるが、プレデターはプレイヤー同様、小さいので全く迫力がない。やられ方も画面下に落ちていくだけというショボさ。 極めつけに最終ボス。本作のラスボスはプレデターとの決戦なのだが、「プレデターの巨大な頭だけが宙に浮いて攻撃してくる」という、どこからどうみても完全にツッコミどころしかない姿なのは変としか言いようがない。(*1) ゲームの難易度は高い。プレイヤーのジャンプの操作性が悪く、滑りやすいので小さな足場への着地はかなり難しい。 コンティニューは無限に可能だが、最後にプレイしたビッグモードからの再開となる。 「ンー、ンンー、ンー、ンンー」という、携帯電話のバイブレーションのようであり、聴いていると洗脳されそうになるBGMがある。 総評 映画の版権に製作費の大半を取られてしまったと思われる作品。映画のファンであっても楽しめるかどうかは甚だ疑問である。 余談 その後同じくパック・イン・ビデオからシュワちゃん主演映画『ターミネーター2』のゲームが4年後の1992年に発売されたがそちらもクソゲーとなってしまった。(ただしこちらは元は海外で発売されたもの。) 海外版ではゲーム冒頭のビッグモードがカットされ、いきなりノーマルモードからのスタートになっている。 本作発売の約1ヶ月前に同じくファミコンでプレデターから着想を得たと思われる『魂斗羅』が発売されている(*2)。 「プレデター」のシナリオを楽しみたいのなら原作映画のDVDを買うか借りるかすれば遙かに有意義であるし、ゲーム攻略や映画の雰囲気を味わいたいのなら上位互換と評しても差し支えない『魂斗羅』がある。ぶっちゃけた話、本作に存在意義は無いに等しい。しかし、その手のゲームを集めている人には有意義かもしれない…… また、海外ではアミガでも同じくプレデターのゲームが発売されている。こちらの方はジャンルこそ異なるものの十分に遊べる作品である。
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前truetearsVSプレデター4 憔悴した眞一郎は駅前にある、多様な店舗を内包した 若者向けの総合施設、コンプレックスで暇を潰していた。 「・・・どこもかしこもカップルばっかですか・・・」 愛子を強姦未遂した今となっては比呂美に合せる顔がない。 だから、もしもう家に戻ってるんじゃないと思うと、帰る気にはならなかった。 それに愛子も三代吉も警察に話す風には見えなかったが、 友情が決裂した今となってはそれも甘い観測でしかない。 案外、警察と父がが泣き叫ぶ母をなだめてるんじゃないかと考えると、胸が締めつけられる。 「ん・・・今日、発売日だったか」 三代吉が購読している漫画雑誌の最新号が並んでいる。 もう借りられないのだから、立ち読んでしまうか。 パラリとページを捲って、適当に読み進めていく。 気が滅入っている時は意外と、関係ないことにハマリやすい。 「・・・」 新人賞の作品紹介ページが目に入る。 物書き(志望)の端くれの眞一郎としては、まぁ参考になることも色々とある。 それに同じように頑張る人間を知るというのは励みになるのだ。 (大賞出たんだ・・・って、富山県民じゃん!) 何気なく視線を移したページで、彼の指が止まる。 多分野であっても同郷というのはどこか誇らしい。 しかしやがて・・・心臓さえ止まったかと思った。 (あれ・・・なんかこれって・・・) 最初は何か奇妙なデジャブの感覚、しかしそれはゾクゾクと背筋を這い回る悪寒となって、 終いには歯の根が震え、喉は擦れて、膝が踊ってしまうほどの衝撃が身を貫いた。 「『轟天号と地べた』・・・って、何だこれ?」 よく分からんタイトルだが、どことなく覚えがある。 というか、少ない紹介ページから分かるその内容は、何か気になった。 それに作者名─‘石垣 純太郎’─って、な~んかすごく誰かに似てる気が・・・。 たまらずレジで雑誌を買うと、逸る血気を抑えて付近のネットカフェに入ってPCを起動し、 出版社のサイトの新人賞のページを開く。大賞以下何人かはその内容を閲覧できるはずだ。 そこに描かれていたのは・・・ 「パ・・・パクリじゃん・・・」 「雷轟丸と地べた」。仲上眞一郎が製作している絵本の内容そのままのものが、 しかし漫画の文法にそって、非常に大胆かつ情感溢れるスタイルでそこには描かれていた。 (・・・ど、どうして?・・・盗まれたのか!?) 作者のプロフィールを読めば大まかに経歴は分かる。縁深きひとならそれで身元は知れるのだ。 「石動 純・・・だ」 突発的な事態、自分と同じ顔をした誰かが世に出歩いていて、こっちの自分が嘘といわれたような不安に襲われる。 「ここ、これが噂の・・・アレなのか・・・?」 創作活動において‘内容が被る’実は意外と珍しくもない。 というよりも長く続けていれば、必ずぶつかる自然現象だ。 物語の快感則は定型化しており、作り手の増加と読み手の好みを反映すれば、多少似通うのはもはや当然だ。 そもそも石動乃絵をきっかけとして始まった物語が、石動純の知らぬはずもない。 やつに作家の才があるならば、日常の話題が被るのはあり得ることだ。 「あいつ漫画まで描けるのか?」 一見意外と思えるが、豊かな社会性、スポーツを中心とした経験の深さ。 不幸な生い立ちに、変人の妹まで抱えてるのかだら内から湧くネタには困らないだろう。 嫌味にもてるルックスも、タレント化した流行のクリエイターといえば納得だ。 コネと謗る気はないが、出版不況のご時勢、彼なら恰好の話題にもなる。 いや、別に非難する云われもない。 てっきりスポーツ進学でもするかと思ったんだが、無茶な志望に出てやがる。 それとも漫画賞は即、大金の入るチャンスだから、そっち目当てなのかも。 自分のように創作に将来をかけてる人間には信じがたいが、 そーいう利だけでパッと動いて、チャチャッと稼ぐヤツもいるらしいじゃないか。 「でも・・・なんで俺がこんな目に・・・」 それらはあくまで条件を揃えた、仮定の可能性を埋めただけの話。 実際こんな事態になるなんて、そうそうはあり得ない。 つまり、誰かの幸せのアオリを意味も無くひっかぶる、ということをだ。 眞一郎はガックリと膝を落としてキーボードに突っ伏す。 「・・・これじゃあ永遠に、発表できるわけない・・・」 今後、どこに出しても‘パクリ’疑惑、いや一蹴されるだろう。 精魂込めた作品の発表機会を失う、これはとても痛い。 それに同様の想いを込めた作品を生み出さない限り、長く後悔が緒を引くことになる。 一線の作家ならまだしも、耐性のないデビュー前に これを喰らうと、日の目も見ないまま引退なんてこともある。 と聞いたことはあるが、体験するのとはまた別物だ。 こと眞一郎のように、深い挫折を経ずなんとなしに、しかし強く創作を拠り所にした人間は、 ストレスに向き合えず、作ることへの情熱を捨ててしまうのだ。 (なんか・・・すごく面倒臭くなってきたなぁ・・・) さっそく彼のメンタルも、お定まりの諦めムードに移行する。 強化外骨格=アームスーツの豪腕がプレデターの顔面を狙う。 「おらぁああ!!」 ガゴォッ! 腕を十字に交差してプレデターも受けるが、衝撃を抑えきれず、 そのままなぎ倒される。 「クウゥオオッ!」 空中に吹き飛ばされるプレデターだが、その勢いのまま腰を回転させてアームスーツの 頭部に斬るような回し蹴りを打ち込む。が、 「そんなものかぁあ!」 風を裂くような攻撃を、超AIの驚異的な処理速度が上回り、予知したように片手でガードされた。 「醜い化け物がぁああああっっっ!!」 そしてもう片腕を鞭のようにプレデターのボディに打ちつけた。 「グゥアアアツッッッーーー!!」 大地に叩きつけられ、衝撃が余って弾かれた怪物の体躯はボールのように転がってゆく。 そのまま、撃ち捨てられた装甲車のドアに、衝撃でその鉄板を歪ませるほどぶつかって停止する。 ギギギ・・・ブゥンッ! アームスーツは片腕づつトライアルバイクを軽々と持ち上げ、2台いっぺんにプレデターにブン投げてきた。 「グ・・・クゥアッア・・・」 ブーメランのように飛んでくる二つの巨大な鉄の塊に気付いたプレデターが、間髪スレスレに避けて駆け出す。 ジャキンッッ! そのままシミターブレイド─物干し竿のように長い大型剣─を両腕から伸ばして アームスーツへ矢のように突進するプレデター。 「無駄な足掻きをおおっ!」 アームスーツの巨大な両椀がドリルのように回転して、竜巻のような破壊券となる。 ガキイイィゥイーッ! 2対のシミターブレイドと、回転椀が激突して火花が弾ける。 そのまま両者引かず、パワーが拮抗した鍔迫り合いになるが・・・ 「貴様ごとき殺人狂いの化け物がぁっ!」 アームすーツンの機動力ががプレデターの腕力を上回って、押しのけた。 「人類科学は最先端の結晶でぇ・・・」 プレデターも隙を与えず、千手観音のようにシミターブレイドを高速の連撃で応戦する。 が、スピードにおいても戦闘システムの対応力が、精緻に合せ、空中で、腕が幾度も交差する。 「選ばれたスペシャルなオレ様にいっ!」 腹に潜り込んだと思ったプレデターのブレイドを、アームスーツの指が掴んでいた。 「敵うわけがないっっ!!」 そのまま、もぎ取るようにしてシミターブレイドを根元からぶち折った。 「クゥアアッア!?」 正面からの決戦に勝機を見出せない宇宙のハンターは、後ろに振り返ると一気に距離をとった。 そして、付近に建っている送電線用の50mはある鉄塔まで退避すると、 その壁面をジャンプするようにして、どんどん上に駆け上がっていく。 狭い場所の方が、体躯の大きい敵を向かえやすいし、 足場の少ない高所であれば獣のプレデターのほうが動きなれているからだ。 だが、 「あらゆる環境に対応し、制限されない・・・」 アームスーツのロケットパックが噴射すると、高熱が唸るように吼えて、3mはある大型機械が浮き上がった。 「それが強化外骨格たる所以っ!」 そのまま、獲物を狙う鷹のように天空に飛翔すると、ミサイルのように鉄塔に向かう。 「うそ・・・」 巨大ロボット(正確には異なるが)と巨大怪獣のぶつかり合いを呆然と見つめる比呂美。 下手に動けば、巻き込まれかねないと、 さっきまで出ようとしていた落とし穴の淵にしがみついて隠れるしかない。 しかし、工学には素人とはいえ、人の作った象のようにデカイ機械の性能たるや。 金メダリスト体操選手のように軽やかに動き、果ては天使のように(見たことはないが)浮き上がるとは、 目の当たりにしても信じられない。今宵はそればっかだけど。 「とても、勝てないわよ・・・」 プレデターに自分たちは翼だ、といったがあくまで比喩だ。本当に、飛ばざるものを飛ばしてしまう力があるなんて。 あんな禍々しい兵器が、しかし夢に描いていた天空を制する翼なのか。 あれは自分を殺すものだ思いつつも、その強大なパワーに比呂美は惹かれていた。 「なんだ、あれは・・・」 石動 純─寄生生命体と同化して、黒体の怪物となった青年はアームスーツの力に驚嘆する。 あんなマシンはプレデターの博士─プロフェッサーから知らされていない。 心身を強化され、尋常でない力を備えられたからこそ分かる力量の差。 少なくとも自分の牙や爪が、あの分厚い装甲版を貫くとは思えない。 「しかし、あいつがプレデターを殺してくれれば‘試練’である俺の手間も省けるのか?」 孤軍のプレデターを人類に捕獲されないために仲間たちが助けるハンデとして、 自分は改造され使わされた。従わなければ乃絵の腕にある装置が派手に吹き飛ぶ。 「何にせよ、もうしばし静観するか・・・」 この寄生体を無理やりとはいえ、譲渡されたのだから相応の働きは要求される筈。 となると、自分があのアームスーツと闘う展開も十分あり得る。 ならば、少しでも両者を消耗させといて損は無い、と冷静に判断する。 しかし、肉と鉄がぶつかり合う激しい戦いに、血が騒ぎ始め加わりたい衝動も感じていた。 空も吹雪いてきた上に、碌な持ち合わせもない眞一郎は 仕方なく、だがどこか納得して帰宅を決めた。 結局比呂美を見つけるどころか、愛子を傷つけ、三代吉を失い、 純に殴られ、新作も頓挫し、乃絵の期待を裏切ることしかできなかった。 そんなあまりに何もできない自分が可笑しくて歌ってしまう。 「しんいちろ~は くつ~のそこの アブラムシ~♪」 帰り道、眞一郎は思いに耽る。 両家の一人息子であるのが疎ましかった。 が、何不自由なく、というか一般家庭よりずっと贅沢に過ごし、 周囲の大人たちが好意と敬いを込めて「坊ちゃん」と呼んでくれる。 そんな身分に知らず自惚れていたんだろうか? ‘オレは大した男だ’と。 彼らは仲上眞一郎という人格を慕っているのではなく、 ‘仲上家’という威光、資産、あるいは父の功績を称えていたのだ。 もちろん彼らに悪意があるわけはない。 人が社会的に営んでいる以上、それに即した付き合いをするのは当然であり、 むしろ個々の人格や資質のみで付き合うヤツがいたら、それは余程の大物かでなきゃ馬鹿者だ。 それに家柄やコネもまた、才能のように親から継いだ財産であり、 世間における自分の一部に他ならない。 実際、高い功績を残す偉人たちは、自身も優れた出自であったり、特別な環境であることが多い。 ‘坊ちゃん’が仲上眞一郎であることに何の不具合があるか。 まぁ、噂のとはいかぬまでも、相応しい振る舞いはしてきたつもりだ。 が、そこまで。 夢を追う自分も、友としての自分も、男としての自分も未熟だった。 ‘坊ちゃん’と呼ぶ人たちには強くても、‘眞一郎’と呼ぶ人には何もできやしない。 無論、これは世間一般男子に特別劣ってる意味ではない。 思春期の思い上がりも、反抗も、諦観も、死にたくなるような葛藤も、大人への通過儀礼だ。 そう、普通なのだ。 だから、普通な自分にこんな異常事態は対応できない。 非常識な性癖を露呈した幼馴染み、それを受け入れた勇敢な(元)親友、 一見清楚なれど心を縛りつけた才女と、普通と言いがたい少女。 でもってその兄にしてこの世の黄色い声援と、輝かしい経歴を一身に浴びる美少年がライバルときた。 こんな関係を、凡人に折り合えたら、それこそ理に反してる。 無理。それが真理。 通念上、今までの混乱が自分にあるとしても、現実的には収拾不可なのだから気に病むことはない。 適当に後悔と懺悔の表明だけはしておくが、だ。 これからは仲上眞一郎としての分をわきまえ、適度に周囲を頼っておとなしく過ごすが吉。 それが自分と、ひいては公益なのだ。 そう結論に至った彼は、雪原の公道を、途中で買った傘を差しつつ、自転車を転がして帰路につく。 その足取りはどこか悠々とすらしていた。 少年特有の世間に対する無力感、それを受け入れることで 葛藤に苛まれていた眞一郎の心は平静を得たのだ。 鉄塔の壁面を駆け上がるプレデターを、獲物を狙う鷹のようにアームスーツが迫る。 ヒュバッ!ヒュバァッ! プレデターの肩口からプラズマキャノンの閃光が奔った。 「うわぁっ!」 アームスーツのパイロットは、航空に専念する隙を衝かれ、回避が遅れる。しかし、 ヴィイイッオオオォォォン! アームスーツのAIが、通信制御用のアンテナを展開して、各種電磁波を放出。 強力な干渉波フィールドを展開して、プラズマ光線を無効化した。 「す・・・すごいぞ!こんな性能はなかったはず!」 バイオニューロンを搭載した自己進化型の戦闘補助システムは、 プレデターの能力を自ら分析して対処法まで構築する成長を見せていた。 「ガウアアウゥッア!」 プレデターもビームの圧縮率を変えて応戦するが、弾道を読まれて避けられるか、 フィールドの周波数も変化して拡散されてしまい、時間稼ぎ程度しかならない。 「今より選手交代だな」 アームスーツが鉄骨の間を縫うように飛び、プレデターの背後に回る。 振り返ったときには、その頑強な腕が、怪物の首を締め上げた。 「貴様が獲物でぇっ・・・」 そのまま額を鉄骨に押し付けて、上へ滑空していく。 ギギギギギギギギ! プレデターの額は皮がさけ、マスクが擦れて火花が弾ける。 「オオオオエアアアアエエァァァァア!!!」 鉄塔の天辺までたどり着いたアームスーツは、プレデターの体を軽々と放る。 「オレ様がハンターだっ!」 そのまま飛び上がると、プレデターの肩膝を鉄塔の天辺に突き刺す形で踏み潰す。 ドシュッ 「ギャオオオアアアアーーーーッッッ!!!」 足を鉄骨で串刺しにされて、宙吊りにされた怪物が悲鳴を上げる。 ドクドクと黄緑色の体液が流れ、鉄塔を伝い落ちていく。 「捻り潰したいのは山々だが、貴様から得る情報は正しく宇宙的価値があるからな。 まぁここで引き裂かれるより、実験場で死ぬこともできず解体されるほうが苦しかろうて」 グリグリと巨大な足で、瀕死の怪物を踏みつけ嬲る。 ピピピッ 「んん?まだ生存者がいるのか?いや、これは・・・」 プレデターの全能力の観察に集中していたアームスーツのAIが、 周辺の環境をスキャンしたとき、ある反応に気付いた。 「民間人の女が紛れたという報告があったが、あれか」 アームスーツの望遠カメラが、彼方で穴に隠れている比呂美を、睫毛の先まで鮮明に捕らえた。 「目撃者は生かしておけんなぁ・・・」 「こっちに来る・・・?」 落とし穴に隠れていた比呂美からは、鉄塔の頂上にいる強化外骨格とプレデターは ゴマ粒のようにしか見えなかったが、それでもモンスターが追い詰められたこと。 そしてマシン兵器がこちらを向いたのは分かった。 「まずいっ!」 トカゲのように穴から這い出す比呂美。しかし、寒さと出血のせいで、 四肢に力が入らずに、くてりと座ってしまう。 ヒュンッ 「?」 それに合せたようにず頭上を風が抜け、髪を撫でた。 ドォオオアアアッッン! そのとき、さっきまで比呂美のいた穴が派手に爆発して、 中に埋まっていた棘やら死体やらを粉塵にして舞い上げる。 「うううわあっ!?」 偶然倒れていなければ、首ごと持っていかれていた。 慌てて雪の上を這い転がって、立ち上がると駆け出す比呂美。 「おしい」 砲を外したアームスーツがバルカン砲をセットする。それが放たれれば 比呂美がチーターのように走れても、たちまち鉄の雨で刻んで、 親だって彼女の名残を見つけられなくしてしまうだろう。 キュィィィ・・・ガガーッッ! 「な、なんだ!?」 しかしそれが発射される直前、足下にいたプレデターが腕のブレイドを ボウガンのように飛ばして、バルカン砲の先端を吹き飛ばし破壊した。 せめてあの少女だけは守る。それは情でも優しさでもなく、彼らの間で交わされた誓いだった。 「きっさまぁぁ!」 鉄骨に刺さったプレデターの足を乱暴に引き抜くと、アームスーツはボールのようにその体を下方に投げる。 いくつもの鉄柱にぶつかりながら、重態の怪物は落下していき、 20mほどパチンコ玉のように弾いて下ったあたりで、手をひっかけて停止した。 しかし、それで精一杯。比呂美のいる彼方に手を差すが、何もできない。 その眼前に噴射で悠然と浮遊してアームスーツが降りてくる。 「あの少女に何か秘密でもあるのか・・・それとも、美女と野獣の真似か? そこで股から真っ二つに裂く様を見てるがいい」 ィィィイイイ、ドウゥッ!! 空中でマシンのロケットが吼えると、ミサイルのように比呂美に突進した。 「カウゥッア!」 鉄柱にしがみついたプレデターが、2枚のレイザーディスクを取り出すと、 その巨大な背中に向けて、手裏剣のように放る。 獰猛な宇宙生物の皮膚もチーズのように斬るそれなら、電磁波バリアーも通じないはず。 ガキッガキイッ! だが宇宙ハンターの背後からの強襲も予期していたAIは、各種全身のマイクロセンサーで 円盤のコースを計算し、軽業のようにかわす。 「無駄無駄ぁっ!」 大軍を単身で蹴散らした狩猟戦士さえ、圧倒する性能に酔いしれるパイロット。そのとき、 「いや、そうでもないな」 人体の声を選別して再生する集音マイクが空気に溶けてきえる呟きを拾った。 「?・・・なっ!!」 ベトオオオッッッオッゥゥーーー! 突然、空を掻っ切るアームスーツを真っ黒い網が包み込んだ。 固く、それでいてしなり、貼りつき、どこまでも伸びるそれが、巨大マシンを捕らえる。 そして網の両端は、プレデターが投げた2枚のレイザーディスクにガムのようにくっつく。 「うおおおおっ!?」 ディスクが渦を巻くように強化外骨格に向かって回転し、グルグルとタコ糸を巻くように縛った。 さらに全身を縛られ、空中で姿勢を保とうとするアームスーツに向かって真上から黒い塊が飛んできた。 「ぉぉぉおおおらぁあっ!」 「ぬあっ!?」 全身を黒く染めた怪人が、巨大マシンの頭部に膝蹴りを叩きこむ。 その衝撃で短い間だが、モニターにノイズが走って真っ逆さまに地上へ転落した。 「ま、まだ仲間がいたのか?」 すぐさま立ち上がって、肩から小型キャノンを出そうとするアームスーツ。 黒い怪人はその背中に蜘蛛のようによじのぼって、武器を蹴り上げてもぎ取った。 「バカヤロウ!富山一の出世頭、石動純があんなマザーファッカーでたまるかよ!」 比呂美の足が止まり、何倍もある機械を踏みつける怪人を振り返る。 「え・・・えぇ・・・?あ、あんなキャラだっけ?」 「が・・・生憎とこの口裂け面じゃあワカンネェか。そうだな・・・オレ様は悪を以って悪を滅する毒薬・・・」 寄生生命体と同化した石動純はギラリと輝く牙を開くと、奇声とともに名乗りを上げた。 「ヴェノムだ!」 つづく truetearsVSプレデター6
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12/05/25(金)21 37 39 No.8166831 ■ガーディアン・フロント■ プレデター・クロー 海岸付近に生息している先住生物、全長約8m 砂浜に穴を掘って巣を作る性質を持つ エビやシャコといった甲殻類を彷彿させるが 頭部は丸く先端に巨大な単眼を持ち触覚のようなものはない 鋭い5本のクローが生えた大小1対ずつ計4本の触肢を有する この触肢で近くを通りかかった他の生物を捕えて巣穴に引きずり込む 人間の味は好みではないようで捕食されることは少ないが 車両やFA等を獲物と誤認して襲ってくることが多々ある 外骨格は赤銅色で非常に硬く実弾兵器ではびくともしない しかし熱には弱くビーム兵器を用いれば容易に駆除できる
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プレデター ウルフ重塗装ver. 商品画像 情報 登場作品:エイリアンVSプレデター 定価:6,480円 受注開始:2014年03月25日(火) 16 00 受注締切:2014年05月28日(水) 23 00 発送開始:2014年08月予定 商品全高:約180mm 付属品 手首:×9(右×5、左×4) 武器:プラズマキャノン×2、ビッグガン、カッター×2、クレイモア地雷、プレデタースピア(長・短)、鞭(長・短) 頭部:×2(本体×1、交換用×1) その他:交換用フェイスパーツ、溶解液パーツ キャラクター概要 商品解説 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 プレデターウルフ コメント 名前 コメント
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ゴイイイイイィィィンンン!!! アームスーツが鉄塔に激突し、重く鈍い金属音が辺りに響き渡る。 「ッッィシャァア!!??」 突然、比呂美を抱えて鉄骨に着地した純=ヴェノムが甲高い悲鳴を上げた。 「ど、どうしたの?」 わけがわからず動揺する比呂美。 ヴェノムの体表がハリネズミのように触手を伸ばしてもがく。 純の頭にもトンカチでガツンと割られるような痛みが奔っていた。 金属の衝突による音のショック。 シンビオート=寄生体の弱点、その超短波を間近で浴びてしまったのだ。 「クルルゥッ?」 歴戦のプレデターには、それがすぐさま寄生体の弱点だと気付く。 が、その観察はプレデターだけに止まらなかった。 アームスーツのシステムがダメージから回復すると、足元の鉄骨に高速の拳を打ちつける。 ガアアアァァァアン!!! 「キャシャオォォーーーッッ!!!」 とうとう純の全身を包んでいた黒い寄生体が金属音に堪えきれず、蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。 爆発するように辺り全体に拡散すると、ドロドロと固まって鉄骨を伝い、音から必死で遠ざかろうと流れていく。 「うわあああぁぁ!お、おれの体がぁ・・・っっっ」 「いったいどこにいるの・・・?」 純には止められたものの、心配に突き動かされ現場に来てしまった乃絵。 彼女がたどたどしい手つきで、トラックを停車させてると、兄たちはどこにいるのか探す。 が、そこから見える光景はひたすら壮絶としかいいようがない。 雪が一面に積もる真っ白な世界に、赤黒く歪んだ点々があちこちにある。 それはおびただしい戦場の爪痕、かつては生き生きと動いていたはずの物体の残滓だ。 「・・・ぅおっえっ!!」 思考が情報に耐え切れず、肉体が拒否反応を起こした。 咄嗟に胃の内容物が逆流してくるのを抑える。 肝が据わってるのが石動乃絵の長所とはいえ、年若い少女がおよそ正常を保てる世界ではない。 ィィィィィ・・・ 「あそこ?」 この光景から意識を遠ざけてくれるならなんでもいい。 微かに聞こえた共鳴音を辿って、その方角に目を凝らすと、送電用の巨大な鉄塔が目に映る。 「あれは・・・黒い?」 視力はいいほうだ。明かりが少ないので、鮮明には分からないが、鉄塔の真ん中あたりで何かが激しく動いている。 2・・・3、全部で4つの人影だ。 一つがやたらとデカすぎる。熊どころではない。あれは象か? もう一つもNBAのバスケ選手ほどはある。それにあのガタイ、あれはきっと依頼された目標のプレデターだ。 で、あの黒いのがお兄ちゃん・・・おかしい。 兄の全身に寄生したはずの不気味な生命体が、踊るように暴れている。 隣にいるのは湯浅比呂美でFAだろうが、もうかなりどうでもいいことだ。 「お兄ちゃん!」 乃絵はギアを入れると、もはや慣れた動作でトラックを鉄塔に向けて走らせた。 「があぁ・・・げえぇお・・・」 寄生体が消え去った跡に比呂美が見たものはミイラのように憔悴しきって蹲る石動純だった。 寄生体と生命を共有していた彼はダメージを激しく受けた上に、 その力を殆どシンビオートに奪われてしまったのだ。 「ウガァアオオオッッゥ!!」 純の苦しむ様に怒りを覚えたプレデターが咆哮する。 片膝を破壊された怪物は、しかし腕立てをするように鉄骨に手を着くと、 両肩の筋肉を風船のように肥大化させアームスーツに飛び掛った。 「おっとっ!」 そうはさせじと強化外骨格のロケットパックが噴射し、その巨体はたちまち空に離脱する。 捕まえそこなったプレデターは、地上に真っ逆さまで諦めなくても試合終了だ。 「雷轟丸っ!」 誰の声かと思った。そもそも誰を呼んだやら、とも思った。 違う。今のは自分の声か。 そう、湯浅比呂美が咄嗟に落ちゆくプレデターに呼びかけたのだ。 なぜ?彼女にも分からない。もっともそれに思索する余裕もなかった。 空を飛ぶどころか、足も壊されジャンプさえできない異形の戦士。 地べたに這いつくばる怪物が天を自在に舞う鋼鉄のマシンに飛びかかったとき、 その失敗しかない試みに勇気だけで挑んだとき、それに該する名詞が浮かんだのだ。 自己の限界を明らかに上回る、挑戦といえるかすら危うい行動。 それを無謀と笑うか、冒険と称えるか。そんな外野の評価など無意味だ。 ただ、動いたのだ。 比呂美自身は鶏の雷轟丸が狸に食われたのは、単にそれの本質が陳腐だったからと思っている。 生死の境において、餌に選ばれる宿命。それは相手に爪でなく、背を見せたことに他ならない。 が、しかし‘雷轟丸’という名へ込められた思い、そのものは別だ。 絶対的に飛べぬものが、それでも飛ぼうとする勇士には雷鳴轟く感動を覚えただろう。 その意味にあって、ただひたすらに死闘に挑み続ける眼前のプレデターにこそ、あの名は相応しいのだ。 比呂美はイギリスの女王が偉大な働きをした徒に騎士の称号を与える心地で、 そうプレデターを名づけていた。‘雷轟丸’と。 プレデター=雷轟丸が鉄骨に座り込むアームスーツに飛びつく寸前に、その巨体は空に浮き上がった。 ので、一瞬の差で間に合った雷轟丸の爪がマシンのつま先に引っかかる。 「なにっ!?」 下方に消えるプレデターを想起していたパイロットに動揺する。 「・・・あぁ!」 一方、同じ予想をしていながら、それが外れた比呂美の表情は花が咲いたように明るくなった。 そのまま怪物はヤモリのように素早くよじ登ると、コクピットとなる胴体部分にしがみついた。 「落ちろ化け物!!」 マシンの片腕がプレデターをボディから叩き落とそうと動くが、 シュバァッ! ドグシャァッ! 肩のプラズマ砲がそれより早く動いて、巨大な腕を根から吹き飛ばした。 とうとう機械の両腕はなくなって、全体からすると小さな2本腕だけになるアームスーツ。 絶大な戦闘力を半減させたことになる。 「やったぁ!」 ガッツポーズをとる比呂美。嬉しい!チョー嬉しい!心が沸き立って脳の快感物質がフィーバーする。 純ヴェノム、プレデター雷轟丸、それに自分。 一人では到底敵わない相手でも、協力すれば報いることができる。できるんだ。 さっきまでは、ずっとずっと一人だった。 いや、いつだって自分は一人だったのだ。 周りのせいではない。周囲の人間には恵まれていると自信をもっていえる。 環境のせいでもない。不幸に底はなし、孤児院一直線だったはずが地元の名士に拾われるなど通常ありえない救い。 それでも孤独だった。心を開けなかった。否、開きたくなかった。 自我の奥深く、遥か光の届かない闇の底。 多大な才能を備えた肉体と知性、これを以って存分に、 一切の容赦なく外の世界にぶつけてしまったらどうなるのかという恍惚な期待。 出してはならない。考えてもいけない。気付くことすら許されない。 もしそんな獣じみた、いや野獣そのものの湯浅比呂美を作ってしまえば、行き着く先はただ破滅のみだ。 誰にも理解されず、分かり合えず、これまで築いてきた全てを断ち切ってしまう。 だからひっそりと、どうあっても本来の欲求を出すことなく生きていく。、 ときおり下らない怒りをぶつけ、おざなりな折衝をして、最後は男の肩によりかかる。 望めるなら仲上眞一郎と結婚するのがいい。 彼が酒蔵を継げばお上さんとして世話しなく働きまわり、面倒見のいい奥さんになる。 子どもも3人は欲しい。 作家を目指すなら、自分も働くだろう。OLとして事務をこなし、家事も献身的にこなす。 休日は朋与たちと旦那の愚痴を肴に、甘いものを梯子する。 地域のクラブに入って、バスケットを続けるのも面白い。 石動 純と付き合ってたのも、いいネタになりそうだ。 或いはその石動 純と結ばれてもいいのだ。 冷めたとこがよく似てるし、互いの汚い面を理解し合っているという意味では眞一郎を上回る。 案外、そーいう気安さがあると長続きしそうではないか。 石動乃絵が妹になる、というのがしんどいが。 とにかく、そーいう俗な女になりたかった。大人になりたかったのだ。 だけど、自分は巡り合う。 地獄の釜の底の底。悪鬼羅刹の巣窟で、 たった一つの小さな命、それをとことんぶつけ合う。 そんな無茶ができる仲間に会えたのだ。 もう寂しくないのだ。 「カァッ」 しかしプレデターは機械の腕を吹き飛ばしたのを後悔した。 背後に風を受けた瞬間、咄嗟に反応して攻撃してしまったが、そのビームでパイロットを撃っていれば。 たとえそのパンチで我が身は平らに潰されようと、長い闘いは終わりにできたのに。 次にパイロットを狙えばよいわけはない。できないのだ。 雷轟丸が一撃を放てば、そのすぐ後にはアームスーツが攻撃してくるのだから。 アームスーツのパイロットハンドがプレデターの胴体を抱えると、 有無を言わさぬ加速をかけて鉄塔に体当たりした。 「ゲハァッ!!」 強固なマシンと分厚い鉄柱の高速プレスに挟まれた雷轟丸が血を吐く。 胸部の骨は折れ、衝撃で脳がグワングワンと揺れている。 今がどこで、自分が誰なのか思い出せない。 そればかりか、その事実さえ今にも失われようとしていた。 「雷轟丸っ!!」 50mはある高所の鉄柱の上で、横たわる純を抱きかかえる比呂美。 「・・・オレの・・・体・・・オレの・・・」 その純は砂漠で水を求めるように、震える手を仰がせ、 パクパクと口を開けて呟いている。 が、黒い寄生体はもういない。 奇跡のような力。人間という枠から解放された高揚感。すべては過去だ。 「純君、立って!」 ズルリッ 目の光を失ったプレデターが、抱きつくように力なく倒れる。 糸の切れた人形のように、構えることなく鉄骨に体を打ちつけ、それに反発するそぶりもない。 完全にこと切れてしまったのか。 「ワン・ダウン」 アームスーツが比呂美と純を振り返る。 装甲ごしとはいえ、その視線は十分に比呂美を戦慄させた。 「純君、起きて!おねがい!」 あぁ、もういっそ身投げしてしまおうか。 この苦しみから、痛みから、恐怖から、葛藤から。 少なくともこれからこのマシンが与える暴力よりはマシなはずだ。 「落ちても無駄だぞ?貴様らが地面につくより速く拾うなど造作もない。その行為を救命とはいい難いがな」 アームスーツがわざとゆっくりと歩いてくる。飛び降りるのを期待しているのか。 絶望の底にある最後の希望。そこにすがった時、眼前で全てを奪うつもりなのだ。 「どこだ・・・どこだよ・・・?」 寄生体の弱点の超短波はとっくにやんでいる。なのに何故戻ってこないのか。 それは石動 純の闘争心が掻き消えてしまったからだが、そうあるゆえに気付かない。 「また・・・消えてしまった・・・」 いつもいつも大切なものは消えてしまう。 どれだけ努力しようと、戦おうと、逃げようと、そのどれも許さず現実はオレから奪うのだ。 足掻くだけ虚しいのなら、いっそ全部を諦めるしか・・・。 「やってみなさいよ」 比呂美は優しくそっと純を横たえると、アームスーツの正面に向き直った。 迂闊なことに何一つ具体的な武器を持ってないことを悔やんだが、 強化外骨格の装甲の前では蚊がなく程度の効果もないなと思い直す。 「虚勢で恐怖を和らげるか。しかし漫画と違って、精神の勇ましさは苦痛の前では何の役にも立たん」 チュンッ 「~~~っっっ!!」 アームスーツから放たれた銃弾が、比呂美の右耳を掠めて血がパッと散る。 「まだ我慢はできる・・・が、苦痛そのものが消えるわけじゃないな」 比呂美の耳からはポタポタと血がしたたる。 「まずは手の爪、指、肘、肩、ついで足の指、膝の順に折る」 マシンが指折り数えていく。 「はぁ、ふぅーっ・・・とんだ下衆ね・・・はぁ、ふぅーっ・・・アンタは・・・」 できる限り、苦痛が顔に出ないよう努めて、睨み上げる。 「やがて脳神経はストレスでズタズタになって、殺害を乞うだろう」 チュンッ 「っあぁあ!!」 悪魔の正確さで小指の爪だけが撃ち抜かれる。 「そうなったとき、お前はこれまで全てと今の現実、 そして輝かしかったはずの未来を否定する。せざるを得ない」 チュンッ 「~~っっ!!」 ついで薬指だ。幾度も激痛が針のように神経を突き刺し、それが止むことがない。 「終わることの無い苦痛に絶望し、お前の自我が崩壊したとき初めて、 この責めは終わる」 チュンッ 中指。 「そのときは自分の名も忘れているだろうがな。というより‘考える’行為そのものができなくない」 チュンッ 人差し指。 「関連付けから成る思考、つまり記憶を否定し」 チュンッ 親指。 「朝も夜も絶え間なく恐怖に苛まれ、幻に怯えて生き永らえる」 パンッ 「ぐぁあああっっ!!」 比呂美の右小指が第一関節から吹き飛ばされた。その先は空中に落ちて消えてしまう。 「やがて死ぬ」 パンッ 「ぎゃぁああっつ!!」 薬指が千切れる。 「これからは苦しむためだけに生きろ」 「はぁっはぁっ・・・確かに、あなたにいうことは・・・た・・・正しい・・・です・・・くぅっ」 比呂美が出血を塞ぎながら呟く。目は虚ろで、息も枯れている。 そのままゆっくりと膝をつくと土下座の体勢をとる。そして 「お願い・・・もう・・・もぅ許して・・・」 バンッ 「あぁぁああっっ!!」 比呂美の左耳に風穴が開く。 「言えば叶えて貰える。自己が尊重されると思っている」 終わらない痛み。出口のない地獄。 「おまえの願いは一つとして叶わない」 「お兄ちゃん・・・そこのロボット!ちょっと聞いて!」 「ん?」 鉄塔の根元までトラックを寄せた乃絵だった。 それに気付かないとは、アームスーツのセンサーが一部狂ってるようだ。 「私の手にはプレデターの爆弾がついてるのよ!お兄ちゃんが死んだら爆発するんだから!」 プロフェッサー・プレデターに装着された腕のガントレットをかざす少女。 「あれは・・・確かに宇宙生物の自爆装置と同じデザインだな」 スーツの中で思案したパイロットは乃絵にスピーカーで問いかける。 「出鱈目をいうな。この少年が死ぬと、何故おまえまで死なねばならんのだ!」 ハッとする比呂美。咄嗟に声をかけようとするが、 「いする・・・ぐぁっ!」 軽くこづくようにスーツのつま先が比呂美の喉を蹴り上げる。 が、それだけで呼吸ができないほどのダメージだ。 「お兄ちゃんが任務に失敗しないためよ!」 「そんな任務あるわけがない」 粗末な誘導だ。 しかし、切羽詰った乃絵は意識が回らない。思考を一枚重ねる余裕がない。 「そのプレデターを倒すことよ!やつらのルールなの!」 言ってから青ざめる乃絵。パイロットがほくそ笑む。 「こーいうことか?」 プレデターに銃座を向けた。 「のぉあっ!」 振り返ったアームスーツに雷轟丸が短剣をかざして飛び掛った。 ガキィッ! 硬質な宇宙生物の皮膚を改造して作った特注製だ。 その刃は頑強な装甲を突破してマシンのコクピットまで達した。 「ちぃっ!」 が、限界を超えて消耗していたプレデターの腕力では、中にいるパイロットの鼻先までしか届かなかった。 バァアンッ バルカン砲が雷轟丸の顔面に火を噴いた。 あたり一面に脳みそと体液を撒き散らして、顎から上が消え去る。 ふとそのとき、比呂美はプレデターがマスクをしていなかったことに気付いた。 とうとう素顔をみることなく、彼は逝ってしまったのだ。 戦士の魂が眠る銀河の墓場に。 「・・・ぁぁぁああああおおおおお!!!」 比呂美がアームスーツの足に掴みかかる。せめて、せめてこのマシンを地上に落とすぐらいはしなければ! 「ぅあっ!!」 しかし、その行いは全く不可能だった。 電磁石を靴裏につけたマシンを動かすのは、大木を根から引き剥がすようなものだ。 比呂美の足首を持って逆さ吊りにする。 「どうした?まだ逆らうのか小娘がっ!!」 うっかり超貴重な宇宙生物を殺してしまった。 取り返しのつかないミスに激昂したパイロットは容赦なかった。 「どうしたの、このガンダム野郎っ!!それで勝ったつもり!?」 比呂美の怒りはそれ以上だった。終生の友を、心の根を共感できる半身をあっけなく奪われたのだ。 雷轟丸の痛みは自分の痛み。その怒りも、無念も、復讐も全て湯浅比呂美のものだ。 「ひ・・・ろみ・・・・?」 霞んだ眼で巨大なマシンに噛みつく少女。か細い、ほんの小さな少女だ。 オレは本当に馬鹿だった。いらないのだ、戦士であるのに。 宇宙怪人でなくともいい。寄生体も必要ない。ほんの小さな少女でもなれる。 なぜならば・・・ 「なぜならば!本当の戦士は心に鎧を持っているのだから!」 感覚のない指を震わせ、穴が空いたように力ない膝を立たせる。 「シンビオート!それは心の鎧!プレデター!それは心の槍!」 純が、細い鉄骨の上をアームスーツに向かって駆ける。 「お兄ちゃん!!」 乃絵の声だ。来てくれたんだな。これが最後の試合だからな。 悪くない、とても悪くない。妹に見てもらえるなんて。 「真っ二つにしてくれるわっ!!」 アームスーツが手の平を掲げて、比呂美の心臓を突き刺す・・・!否、 ザシュッ 「・・・・・・純くん?」 比呂美の顔に注がれるドロリとした液体は純の腹から出ていた。 「・・・うそ」 ガックリと膝をつく乃絵。その顔からは表情が消えている。 「比呂美・・・おまえは全く・・・世話のかかる・・・ガブッ」 純の手がそっと比呂美の頬に触れ、掠めるようなキスをする。 「ふん」 「・・・純くん」 「ぐあぁああああっっ!!」 純の胴体を突き破ったアームスーツの腕が、高々と彼の肉体を持ち上げる。 「くっそ、こいつにも興味はあったんだが」 蛇口を捻ったように、口と腹から赤い滝を流す純が、マシンを見下ろす。 「さ、最悪の状況・・・っっ・・・で・・・シュートを・・・決める・・・そ・・・それが・・・」 鼓動が止まり、血液が殆ど失われる。しかし、これだけは言わねばならない。 「それ、がっ、4番・・・・・・・・・・・・シンビォオオオオオオオトッッッ!!!」 「キシャァアアアアアアッッッ!!!」 ドコに隠れていたのか、そこいら中から黒い液体が奇声を上げて集まってくる。 その行き着く先は、比呂美だった。 「馬鹿なっ?貴様ぁっ!!」 腕を振って、純の死体を空中に投げ捨てると、比呂美の頭を握りつぶそうとする。 ガシィッ! 「ぐぅっ!?」 しかしその腕を、真っ黒な手が抑えてそれを防ぐ。 そして足首を掴んでいた手を、蹴り上げると宙返りして着地した。 「ぬぅううう!!まだ抵抗するつもりか!?」 アームスーツがロケットパックを噴射して、空中に離脱する。 が、既にその背に黒い人影は捕まっていた。プレデターが突き刺した短剣を引き抜くと、 その背のロケットパックに思い切り突き刺した。 「のぉああっっ!!」 火花を散らして、下降するアームスーツ。なんとか角度を調節すると、乃絵が運転してきたトラックの上に ドズンッと不時着する。 「あのアマァ・・・!!!」 パイロットが鉄塔を仰ぐとそこでは、プレデターの鎧を黒い生物が取り込んでいた。 やがてソイツは全身が鮮血を撒き散らすような赤い体表になる。 参考画像→http //www.heatwave-toys.com/gallery/modelkit/kit_chara/kit-carnage/b-carnage-1.jpg 「プレデター雷轟丸、石動 純ヴェノム、そしてここで散っていった命たち。 全ての想いをこの身に纏い、無限の地獄で私は生きる。それが贖罪、それが復讐、そしてそれが戦士」 隆起した筋肉を脈動する赤い粘液が包み、それを歴戦の証が刻まれる甲冑で覆う少女。 「私はもう泣かない。なぜならば、この鎧は仲間と、そして敵の涙で出来ているから」 スピアを伸ばして地に打ちつける。が、寄生体はビクともしない。 プレデターの偽装システムによる空気の反射によって、超短波を防いでいるのだ。 「私の名は 真実の涙 ‘TRUE TEARS’ !!!」 つづく truetearsVSプレデター8
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